2023年10月10日、リベリアの大統領選挙で、モンロビアを含むモンセラード郡の投票所には早朝から有権者が集まった。現地報道は、夜明け前から並んだ人々を伝え、映像説明にも投票を待つ有権者の物理的な列が明記されている。列の目的は一つだった。大統領を選ぶ投票用紙に、自分の順番で向き合うことである。

内戦後のリベリアでは、選挙の平穏そのものが公共的な意味を持つ。早く一票を投じようと暗いうちから来た人々の列は、単なる混雑ではなく、投票手続きを順序立てて共有する装置だった。待つ時間は、政治への期待と、平和に結果を受け止めたいという願いを同じ場所に集めていた。