2019年2月5日、ベネズエラの首都カラカスで、両替所の前に珍しい列ができた。ロイターの同時代報道と写真説明は、人々が国外の家族から届いた外貨をボリバルへ替えるため並んだと記録する。中央銀行が公式レートを引き上げ、一時的に闇市場より有利になったため、それまで閑散としていた公認両替所へ利用者が戻った。

列の背景には、国外へ移った家族と国内に残った家族の暮らしがある。ある女性は娘からの送金を受け取るため一週間に二度両替所へ行き、別の学生は薬を買うため国外からの支援を受け取ると語った。為替レートの数字は抽象的に見える。しかし窓口前では、その差が薬を買えるかどうかという切実な順番になった。