2025年12月15日、香港・西九龍の裁判所では、黎智英(ジミー・ライ)の国家安全法事件の判決を傍聴するため、支持者や一般傍聴人が列をつくった。英紙ガーディアンは、一部が前夜から待ち、主法廷と複数の中継法廷が埋まったと記録する。裁判は二年以上続き、判決は国家安全法と扇動罪の有罪だった。
裁判の列は、商品やサービスの供給を待つ列とは違う。席数が限られた公開法廷で、国家が法を適用する瞬間を自分の目で見届ける順番である。徹夜という時間は、判決への賛否とは別に、公開性へアクセスする席が希少だったことを示していた。
