2022年1月7日、モーリタニアの首都ヌアクショットでは、BMD交差点近くのたばこ卸売店に小売商の列ができた。目当ては品薄になったマールボロとコングレス。数箱を仕入れるだけでも一日の生活費を上回る利益が見込めたため、古い毛布を持ち込んで店の近くに泊まる人もいれば、夜明け前に到着する人もいた。
現地記事は、希少なたばこを「赤い金」と呼ぶ売り手の言葉を記録している。この比喩は健康上の価値ではなく、欠乏が生んだ転売価値を指す。公認銘柄の不足と価格投機が、普段なら競争相手である小売商を、同じ卸売店の前で一列にした。
この行列が見せるのは、品物の価値が店内で決まるとは限らないことだ。並び始める時刻、持ち帰れる箱数、さらに下流で待つ買い手までが価格を形づくる。夜明け前の列は、商品の不足を説明する統計より早く、市場の緊張を街角へ描き出した。
品質確認:El Mouritanyの2022年1月7日付写真報道は、ヌアクショットの交差点付近で夜明け前から希少な紙巻きたばこを待つ列を直接特定する。
