2026年6月、インドネシア・中部ジャワのスナン・クドゥス墓廟では、布を掛け替えるブカ・ルウル祭の締めくくりに3万4千食を超すナシ・ウヤ・アセムが配られた。数千人が未明から集まり、ある家族は早朝礼拝直後から並んだ。

食事は住民の寄付による米、22頭の水牛、92頭の山羊からつくられた。汁気の少ない料理が選ばれたのは、大量配布でも傷みにくくするためだった。列の先にある一包みは、共同寄付、調理、保存性、祝福への信仰をまとめた祭礼の最小単位だった。