バンドン旧市街のワルン・コピ・プルナマでは、朝食を求める客が開店前から待つ。Kompasの取材記事は、店頭の待機リストと列を朝の「いつもの光景」と記し、1930年創業の店をバンドン最古のコピティアムとして紹介している。客の目当ては、濃いコーヒーだけではない。自家製カヤを塗ったパンや卵料理など、移民文化を受け継ぐ朝食そのものだ。

この列の固有性は、流行店の新しさではなく、90年以上続く反復にある。席数に限りのある一軒の店で、待機リストが客の到着順を受け止める。街が動き出す時間に、植民地期から続く味を食べるための順番が、店の歴史を毎朝もう一度つくっている。