ウガンダの首都カンパラにあるナカセロ市場では、午前5時、農産物を積んだピックアップトラックの周りに仕入れ客の列ができる。現地紙は、トラックが停車する複数の場所で「急いだ列」が生まれると記録した。並ぶのは家庭の買い物客より、野菜や果物を小分けして街で売る小売商たちである。

ここではトラックの荷台が卸売台になる。農家は固定の店で客を待つ代わりに、鮮度が落ちる前に一台分を短時間で売る。小売商のジョン・アシャバはここで新鮮な品を選び、道路沿いのカートへ運ぶ。別の農家は夜通しマサカから移動し、午前6時45分には荷台の上から待つ小売商へスイカを渡していた。

この列の速さを決めるのは、窓口の営業時間ではなく、農産物の鮮度と荷台の在庫だ。早く並ぶことは、良い品を確保し、その日の路上商売を始める条件になる。市場の列は消費の終点ではなく、都市のあちこちへ食べ物を分配する最初の工程だった。