ロシア大統領図書館には、タマーラ・イワノワが第二次世界大戦中のムルマンスクでパンの列に立った幼少期を語る1分20秒の口述記録がある。2014年に録音され、音声と文字起こしが保存された。

短い証言は、制度一般ではなく、一人が実際に列へ立った記憶を残す。人数や待ち時間は資料から確定できないため補わない。

戦時配給の統計では見えにくいのは、子どもが家族の食料を得る順番の中にいた事実である。パンの列は後年まで語られる、戦争の日常の時間になった。