1950〜60年代のソ連地方都市では、食料品店の列に女性が数時間を費やすことが珍しくなかった。ロシア人民友好大学の研究は、日記、回想、地方文書をもとに、肉、野菜、穀物、バター、パン、砂糖を求める列を記録する。品物を見つけても、まとめ買いする資金がなければ借金相手まで考える必要があった。

不足は単に棚が空になることではない。何が入荷したかを知り、列へ移動し、順番が来るまで家事や仕事の時間を失う負担を生んだ。家庭の食卓を維持する仕事が、店舗の外で見えない時間労働として女性へ集中していた。