2010年1月のハイチ地震後、ポルトープランスのレストラン経営者は、自店を無料の炊き出しに変えた。Christian Science Monitorの現地報道は、列が階段を蛇行して開放された厨房カウンターまで続き、全員が米、豆、プランテン、場合によっては鶏肉や豚肉の皿を受け取ったと記録する。隣国ドミニカ共和国の大学生が食料募集を組織し、営業のための厨房が緊急の食事提供へ転用された。この列の固有性は、公共の配給所ではなく、既存の飲食店の階段とカウンターが、そのまま一人ずつ食事を渡す導線になった点にある。災害で食事を待たざるを得なかった人々を美談化せず、民間の空間と供給網が急ごしらえの支援設備になった事実を記す。
ハイチ · 2010
ハイチ|地震後、レストランの階段を上る炊き出しの列
