1955年7月18日、ディズニーランドが一般客へ初めて開いた朝、約1万5千人が券売所へ並んだ。当時のロサンゼルス・タイムズは、列を横四人、長さ1マイルと報じた。前日の招待制開園でも偽造券などで想定以上が入り、園内では飲食不足、故障、アトラクションの終わりの見えない列が起きていた。

新しい遊園地の入口は、完成した夢を見せる場所であると同時に、その処理能力を初めて測る装置になった。四列一マイルという形は、広告で生まれた期待が、四つの券売窓口へ物理的に集約された結果だった。