2013年5月、インドネシア・アンボンでは家庭用灯油の販売所が閉まるか、入荷しても数量制限をかける状態が続いた。アマフスの住民アレタは、各5リットルの容器を二つ持って朝からイェニマン販売所の長い列へ並び、取材時にはあと四人で購入できるところまで来ていた。別の住民も、灯油を買うには長く待つしかないと語った。
列では、人ではなく持参した容器が購入量の上限を示す。料理に必要な燃料を探して閉店した販売所を巡り、入荷を聞けば容器を持って移動する。十リットルという小さな確保が、その日の家事を続けられるかを決めた。
