2015年5月9日、ネパール大地震で被災した人々が、カトマンズの仮設避難所近くで食料を受け取る列に並んだ。ロイターの写真説明は、4月25日の地震後にできたこの列を、場所と日付、配給目的まで明記している。建物を失った人々にとって、食料を受け取る順番は避難生活の一部になっていた。

救援物資は国境を越えて届いても、最後には一人ひとりへ分けなければならない。道路、保管場所、配給量が限られるなか、列は援助を公平に渡すための単純な仕組みである。同時に、被災者が食事のために時間と体力を差し出す場所でもある。地震後の復旧は、倒れた建物だけでなく、毎日の食料を受け取る小さな順序から始まっていた。