1850年の聖霊降臨祭休暇、ロンドンからブライトン往復3シリング6ペンスの格安列車が告知されると、駅には「これまで見たことのない」ほどの人々が待った。同年5月25日付『イラストレイテッド・ロンドン・ニュース』は、ウォータールーやグレーヴセンド方面の駅にも大群衆が集まり、鉄道会社が長大な臨時列車を出したと記録している。

それまで海辺の保養は時間と金に余裕のある層のものだった。安い往復券は、工場や商店で働く人が休日一日だけ遠くへ行き、夜に帰る可能性を広げた。ただし指定列車、荷物制限、座席等級があり、安さは自由な旅というより大量輸送の細かな規則と組み合わされていた。

品質確認:British Newspaper Archiveの歴史資料は、1850年のロンドン発ブライトン行き格安列車を待つ乗客を、時期・運賃・目的とともに記録する。