2023年6月、グラスゴー現代美術館でバンクシーの個展「Cut and Run」が開幕し、チケットは急速に完売した。木曜夕方には来場者が列をつくり、知人は皆チケットを欲しがっていると取材に答えた。展覧会は平日午後11時まで、週末は午前5時まで開館した。
周辺にはバンクシー風のネズミの絵が現れたが、主催者は本人作ではないと否定し、市が消去した。本物を確実に見る場所は館内だという案内が、さらに入場券の価値を高めた。
作品の作者は匿名でも、入場の順番は可視化された。深夜開館は列をなくすのではなく、待てる時間帯そのものを夜へ広げた。
