2022年9月16日、深圳のApple Store前にiPhone 14シリーズを求める列ができた。サウスチャイナ・モーニング・ポストは、スマートフォン市場全体が弱含む中でも長い列が生まれ、転売市場では発売直後から上乗せ価格が付いたと報じた。並んだ人々には予約品の受け取り客と、当日在庫や転売益を狙う買い手が混在した。

深圳は世界的な電子機器生産の中心地である。多くの端末が周辺の供給網を通る都市で、完成品を消費者として最初に得るには、なお小売店の順番へ入らなければならない。工場から店までの物流が速くても、特定モデル、容量、色の在庫は入口で分岐し、列の価値は同じではない。

この行列が面白いのは、需要の大きさだけではなく、生産都市と消費都市が同じ場所に重なる点だ。箱の中の電話は何千キロも移動せずに店へ届いたかもしれない。それでも購入者は最後の数十メートルを、自分の予約番号と在庫状況に合わせて進んだ。