2023年9月24日午前1時、ハイフォンのカウダット通りにあるĐông Phương菓子店の前で、55歳の女性は家族全員と列に加わった。すでに数百人が新聞紙や敷物を広げ、歩道で眠りながら月餅を待っていた。店は1人3箱までに制限していたため、贈答用20箱を求める彼女は家族を連れてきた。
9月19日の未明には、客が番号を受け取るため二列を作った。5〜10分ごとに30〜40人が増え、代行購入者は1箱4万〜8万ドンで順番と購入を引き受けた。保存料を使わず賞味期限が短いため、客は早過ぎる時期に買い置きできない。この列の固有性は、伝統の味、購入上限、短い保存期間が、家族の人数や代行労働を順番の資源へ変えた点にある。月餅だけでなく、深夜から待てる時間そのものが売買されていた。
