ラマダンの断食は日没で終わり、その日の最初の食事をイフタールという。2024年のドーハでは、午後の礼拝を終えた人々が無料の食事を受け取るため、配布テントや個人宅の前に列をつくった。カタール紙The Peninsulaは、午後4時から5時ごろ、街で長い列が見られたと報じている。

アブ・ハムール地区のムハンマド・アルマッリの家では、ラマダン初日から毎日およそ二千食を用意した。鶏肉のマジュブースやビリヤニ、豆料理、ハリースなどが配られ、日没に間に合うよう午後5時ごろまでに受け取りが終わる。列は食料不足だけを表すのではなく、断食月に食事を分かち合う地域の慣習によって生まれていた。

並ぶ人はそれぞれ一日の空腹を抱えている。それでも食事は順番に手渡され、同じ日没を待つ時間が列を一つの共同体にする。