2026年5月、コンゴ共和国の首都ブラザビルでは、燃料を求める車が給油所の外まで並んだ。RFIの現地取材は、市内西部のマザラ交差点付近で、給油を待つ長い車列が幹線道路にはみ出す様子を記録している。

正午に取材を受けたタクシー運転手は、午前4時に家を出て、5時から列にいるのに、まだ販売も案内もないと話した。タクシー運転手にとって燃料は商品ではなく、仕事を始めるための道具である。列にいるあいだは客を運べず、それでも給油をあきらめれば営業そのものが難しい。

同じ列に並ぶ車は、目的地も乗せる人も違う。それでも給油機の前では一台ずつしか進めない。都市を走るはずの車が止まり、その順番が都市の次の動きを決めていた。