米国議会図書館には、1911年のフィラデルフィア、シャイブ・パークで入場券を買う群衆の列を写した写真が残る。題名自体が「切符を買うため列で待つ群衆」と記し、球場入場が窓口での物理的な順番によって配分されていたことを示す。

現在の座席販売では端末上の待機室や抽選が人を振り分けるが、この写真では需要がそのまま球場外の人の列として現れる。個々の観客の目的は一枚の券でも、全体としてはプロ野球が都市娯楽として集客力を持った時代の輪郭を残す。