2014年8月、リベリアの首都モンロビアでは、エボラ治療施設の中庭で患者が検査を待っていた。同時代報道は、治療センターが急速に満床となり、待っている間にも容体が悪化する人がいたことを記録する。ここでの待機は、普通の受付列とは違う。感染の疑い、病床、検査、隔離が、一人ずつの次の行き先を決めた。

エボラ流行時の列は、秩序をつくれば安全になるとは限らないことを示す。人を密集させれば感染危険が増す一方、診察や入所の順番は必要だった。公平なアクセスと感染管理を同時に守る難しさが、この静かな待機に凝縮されている。