2018年10月7日のカメルーン大統領選で、首都ヤウンデのバストス公立学校には投票者の列ができた。ロイター配信を掲載したSABCは、列を大統領警護隊を含む厳重な警備が見守り、早く来た男性が「列を避けるため」と説明したことを記録している。
同じ選挙でも、待機の意味は全国で同じではなかった。英語圏では分離派と軍の衝突や銃声が投票を遠ざけ、一部の投票所は開かなかった。首都の列は通常の投票手続きに見える一方、その短さや不在は、別の地域では安全への恐れを映していた。
この行列の固有性は、並ぶことと並ばないことの両方が政治状況を語る点にある。首都では順番を待つ人を警備隊が囲み、紛争地域では投票所へ向かうこと自体が危険だった。同じ一票への距離が、住所によって大きく違った。
