2023年9月、ナゴルノカラバフからアルメニアへ逃れた人々は、国境までの山道で何日も続く車列を経験した。その先のゴリスでも、避難者を乗せた車が宿泊先の割り当てを待って並んだ。UNHCRは国境に登録拠点が設けられ、ゴリスの配給センターで避難者が待つ様子を記録している。
この列では、登録は単なる人数集計ではなかった。到着した家族の保護や支援の必要を確認し、食料や一時的な住まいへ結びつける入口だった。UNHCRによれば、9月29日までの一週間足らずで8万8700人を超える避難者が到着した。短期間に人口規模の移動が起き、一本の道路と複数の受付拠点へ集中した。
列を効率的な支援の象徴として美化することはできない。人々は住み慣れた場所を離れ、疲労と不安を抱えて待っていた。国境の長い車列、登録、配給、宿泊先の割り当ては別々の待ちに見えるが、すべて「次に安全にいられる場所」を決める一続きの順番だった。
