英国の刑務所を家族が訪れると、面会室に着くまでにも身分証確認、保安検査、施錠された待機区画が続く。祖母による詳細な体験記は、面会室の売店で家族が一緒に食べる菓子を買おうとしても、列が長すぎて、しばしば一時間に満たない面会時間の半分を待機に費やすと記す。服役者は指定された席から動けず、家族が並ぶあいだテーブルで待つほかない。書き手は他の家族の注文も引き受けようとしたが、制度に萎縮した人々は断った。この列の固有性は、買い物の遅さが単なる不便ではなく、厳しく制限された家族の再会時間を直接削る点にある。刑罰を受けていない子どもや家族まで待機の負担を負う制度として記録する。
英国 · 2016〜2019年頃
英国の刑務所面会|一時間の再会の半分を、売店の列が奪う
