2024年3月17日、ロシア大統領選の最終日、モスクワやサンクトペテルブルクの投票所に正午から長い列ができた。反体制派アレクセイ・ナワリヌイの支持者が、同じ時刻に投票所へ集まる「プーチンに反対する正午」を呼びかけたためだ。モスクワ北東部の一投票所では11時55分には列がなく、12時1分には約80人になった。

列の全員の政治的意図を断定することはできない。それでも、通常は投票者を分散させる制度を逆に用い、合法的な手続きの中で同時刻の可視的な集まりを作る発想は固有だった。ここでは待ち時間が失敗ではなく、抗議を街路に見せるための手段になった。