カメルーン北部のミナワオ難民キャンプで、女性たちが高栄養ビスケットを受け取る列をつくった。UNHCRがナイジェリア北東部からの避難に対応した2015年の実績報告に掲載した写真キャプションが、その配布列を直接記録している。ビスケットはぜいたく品ではなく、暴力から逃れ、食料や調理手段が安定しない人々へ、すぐに食べられる栄養を届けるためのものだった。

当時、カメルーン、チャド、ニジェールでは、各国政府、国連機関、国際機関、NGOが協力し、避難者の登録、保護、食料や基礎物資の供給にあたっていた。登録によって、子どもだけで避難した人、女性世帯主、高齢者など、特別な支援を必要とする人を把握することも重視された。

この行列は、配布の効率だけで理解すべきではない。誰が何を受け取ったかを順序立てる仕組みである一方、並ぶ人々は紛争に生活を壊された当事者である。資料が伝える具体的な発見は、非常食の小さな包みが、国境を越えるほど大きな危機と一人の身体をつなぐ単位になっていたことだ。列は援助が届いた証拠であると同時に、通常の食卓が失われていた証拠でもある。