2019年2月24日、セネガルの首都ダカールにあるグラン・ヨフで、有権者が大統領選挙の投票を待った。ボイス・オブ・アメリカのセイディナ・アバ・ゲイが撮影した写真は、グラン・ヨフをダカールで2番目に大きい選挙区と説明し、投票の列を記録している。

大きな選挙区では、名簿確認、本人確認、投票用紙の交付、記入、投函という短い手順が何度も繰り返される。各工程が数分でも、到着する有権者の数が処理速度を上回れば列になる。列の長さだけで投票への熱意や選挙の公正さを測ることはできないが、投票所が実際にどれだけの人を順に処理しなければならないかは可視化される。

写真資料には正確な人数、待ち時間、投票所名、列の男女構成は記されていない。結果を待つ国全体の緊張を、並んだ一人ひとりの感情として語ることもできない。確認できるのは、選挙当日にグラン・ヨフの有権者が投票のために列をつくったことだ。

大統領選挙は一人を選ぶ全国的な出来事だが、参加は各選挙区の小さな入口へ分割される。ダカールでも規模の大きい地区の列は、国政が地域の名簿と机と投票箱を通らなければ成立しないことを示している。 写真は米国政府系放送の記者が作成し、公開資料として保存された。結果の数字とは別に、投票が地域の入口でどのように進んだかを後から確認できる。列は集計表に残らない参加の工程を記録している。投票率の数字になる前の時間が、写真には残った。