1930年代初めのニューヨークで、ブルックリン橋のたもとに食事を待つ人々の列ができた。米国議会図書館が所蔵する写真の目録は、場所をマコーリー・ウォーター・ストリート・ミッション、撮影時期を1930年から1934年ごろと記録し、主題を「パンとスープの列」としている。大恐慌を説明するために後から作られた像ではなく、救済施設の前に実際に並んだ人々を写した記録である。

1929年の株価暴落後、失業と所得減少は都市の食事を直撃した。公的扶助が十分に整う前、教会、慈善団体、民間のミッションがパンやスープを配った。マコーリー・ミッションの列では、受給者が商品を選ぶのではない。用意された食事の量と配布の速度に合わせ、一人ずつ前へ進んだ。

写真目録は正確な人数、待ち時間、配られた献立を示していない。その空白を「何百人」「何時間」といった数字で埋めることはできない。一方で、橋という巨大な交通インフラの下に、次の食事へ進むための細い人の流れがあったことは確認できる。都市は車や列車を動かしていても、すべての住民へ食料を届けられてはいなかった。

この列の先にあったのは景気回復の約束ではなく、その日の一食だった。大恐慌という巨大な経済現象は、橋の下では、前の人が受け取り終えるまで待つという小さな時間の単位になっていた。