2018年の水危機下、ケープタウンではニューランズ、セント・ジェームズなどの天然湧水に人が並び、プラスチック容器へ水を詰めた。研究者は25リットル容器を車で運んだ経験を記し、報道写真には人種や階級をまたぐ列が写った。当時の一日50リットルという節水目標のなか、湧水は補助的な習慣から、多くの住民にとって必要な供給源へ変わった。

列では重い容器を前後の人が助けて扱うこともあった。危機以前から水道へ安定してアクセスできない住民にとっては新しい風景ではない。その差を残したまま、都市の異なる人々が同じ取水口と順番を共有した。