1989年12月、ルーマニアのチャウシェスク政権が倒れた直後、ブカレストの店頭に何年ぶりかで新鮮な肉、オレンジ、コーヒーが現れた。厚いコートと帽子を着た人々が雪の中で食料を待つ列はまだ日常的だったが、肉の待ち時間は一か月前の極端な例で最大12時間だったものが、通常一時間未満へ短くなった。

旧政権は外貨債務返済のため農産物の多くを輸出し、国内供給を乏しくしていた。暫定政権は食料輸出を禁じ、農民の直接販売を妨げる規制を撤廃した。それでも品切れは残り、肉を買えず店から戻される人もいた。

意外なのは、検閲から解放された新聞を買う列が、食料列より長くなったという記録である。革命は行列を即座に消さなかった。その代わり、人々が最も長く待つ対象を、肉からニュースへと入れ替えた。