2022年3月、物価が上昇するダッカで、国営TCBの移動販売車は補助価格の商品を求める長い列をつくった。ハジパラのボウバザールでは、リキシャ運転手の妻が炎天下で数時間並び、油、玉ねぎ、レンズ豆を待った。別の販売地点では、238人へ商品を渡したあとも、列に残った人が手ぶらで帰った。

この列の固有性は、店へ行くのではなく、在庫を積んだ車の到着地点を探し、そこで順番を得なければならなかった点にある。安価な商品は移動式だったが、待つ側の時間はその場に固定された。