2022年末から2023年初めのハバナでは、旅券の発給遅延が国外渡航を望む人々の予定を止めた。独立系報道14ymedioを英訳した記録は、申請から二か月以上たっても受け取れず、警察の旅券窓口へ繰り返し確認に来る人々と、そこで待つ列を伝えている。

旅券は国境を越えるための書類だが、列にいる段階ではまだ出発できない。申請者は処理状況を尋ね、完成した書類を受け取る順番を待つ。留学、家族訪問、移住など目的は人によって違うため、列の全員に同じ動機を当てはめることはできない。それでも、窓口へ戻る時間には共通点がある。旅の最初の国境は空港ではなく、書類が届くまでの行政の待ち時間だった。