2019年11月12日、ハラレの銀行で市民が新しいジンバブエドル紙幣を引き出す列をつくった。新華社の写真記録は、その待機を明確に写している。発行されたのは2ドル硬貨、2ドル紙幣、5ドル紙幣で、中央銀行は商業銀行への供給を段階的に進めた。
ジンバブエは2009年のハイパーインフレ後に自国通貨を放棄し、米ドルなどを使ってきた。2016年には外貨不足を補う債券通貨を導入し、2019年6月には国内取引で外貨を禁じた。列の先にあった小額紙幣は、買い物の道具であると同時に、10年ぶりの自国通貨復活を市民が手に取る最初の接点だった。
