1939年、カリフォルニアの移動農業労働者が、豆の入った籠を持って賃金の支払いを待つ列に並んだ。アール・タイセンが撮影し、『LOOK』誌8月29日号に掲載された見開き記事を、米国議会図書館が保存している。目録は、彼らが「一日の労働」の代金を待っていたと説明する。
ここで待つのは雇用の機会でも救援物資でもない。すでに終えた作業を現金へ変える精算の順番である。籠の豆は、どれだけ摘んだかを支払いへ結びつける仕事の成果でもあった。写真はスタインベックの『怒りの葡萄』の背景を扱う記事の一部で、恐慌期の移動労働を全国の読者へ伝えた。
目録は賃金額、列の人数、待ち時間、農場名を示さない。確認できるのは、労働者が豆を摘み終えたあとも自由に帰れるわけではなく、籠を携えて支払いの順番を待ったことだ。一日の仕事は畑で終わらず、最後の人まで賃金を受け取る列の中で続いていた。
