1947年のニューヨークでは、天然痘予防接種を待つ列が建物を回り込み、街路に沿って何本も伸びた。市保健局の歴史冊子に収録された市公文書館写真は、屋外の大規模な接種列を俯瞰で記録する。同年、市内では天然痘の流行に対応して一か月で約630万人が接種を受けた。別の市資料によれば、発端は旅行者が持ち込んだとみられる感染で、診断、広報、ワクチン確保を急いだ結果、市民が一斉に接種会場へ向かった。写真から個々の待ち時間や会場名までは確定できない。しかし、都市規模の数字と、街区を占める複数の列が同じ記録体系に残っている。感染症対策が成功したという結論の手前には、何百万人もの市民が自分の番を待ち、腕を差し出すという反復があった。
米国 · 1947年
街区を曲がった1947年ニューヨークの接種列
