2007年2月12日、ダマスカス中心部のUNHCR事務所の外に、5,000人を超えるイラク人が登録を求めて並んだ。UNHCRの同日報告は、この列を写真付きで記録している。人々が最初に並び始めたのは土曜の夜だった。列が切迫していたのは、単に登録窓口が混雑したからではない。シリアの移民規則によって送還されるのではないかという不安が広がり、難民機関への登録が、自分の存在と保護の必要を公的に示す手段になっていた。当時、シリアには最大100万人の避難したイラク人がいると見積もられていた。国連難民高等弁務官アントニオ・グテーレスは直前にダマスカスを訪れ、シリア政府からイラク人を国境の向こうへ強制送還しないとの保証を得ていた。それでも、保証が個人の安心に変わるには、窓口で予約を取り、登録手続きへ進む必要があった。UNHCRの写真説明も、建物の外に集まった数千人が登録予約を整えるために待ったと明記する。この行列は、避難者を数字として眺めると見えなくなる制度の入口を示している。5,000人という規模の背後にあったのは、書類を得る順番が、自分を送還から遠ざけるかもしれないという現実的な判断だった。列ができた時刻を土曜夜まで遡って記している点も重要だ。月曜の開庁時に偶然集まった群衆ではなく、制度へアクセスするため週末から場所を確保した人々だった。この時間の厚みは、報告された送還不安の強さを、推測ではなく行動の記録として示している。