1990年7月1日、東ベルリン・ヘラースドルフの貯蓄銀行では、Dマルクを受け取る人の列が建物一周に達した。午前10時には最初の現金100万Dマルクが尽き、補給を待った。二重受取を防ぐため、受取済みの人の旅券には印が押された。

通貨統合は国全体の制度変更だが、実施初日は窓口ごとの現金量と本人確認に分解された。一人2000Dマルクまでという制限、印、現金輸送車の到着が列を動かす。新しい通貨への移行は、銀行の扉の前で物理的な順番になった。