2002年8月5日、金融危機で一時閉鎖されていたウルグアイの銀行が再開した。翌日のReuters報道によると、数百人が預金を引き出すため銀行の外で待った。モンテビデオの銀行前に並んだ高齢女性は、金融制度をもう信用できないので口座を空にし、現金を自宅に置くつもりだと語った。政府は取り付け騒ぎを止めるため銀行を閉鎖し、一部預金を最長3年間凍結する措置を決めていた。
銀行口座の残高は数字として残っていても、必要な日に現金へ換えられるとは限らない。普段なら預金を守る場所だった銀行が、この朝には預金を取り戻せるか確かめる場所になった。列にいた人々は同じ金融危機に直面していたが、家計や引き出す理由はそれぞれ違う。ここで共通していたのは、窓口が開くことと、自分の番まで資金が届くことを待つ時間だった。
