2025年5月12日のフィリピン中間選挙で、高齢者、障害者、妊婦には午前5時から7時の早朝投票時間が設けられた。パンガシナン州マラシキでは、障害者と高齢者が夜明けの列から投票する様子が写真に記録された。通常時間に来た場合も専用の優先列を利用できた。

優先とは、待たなくてよいという意味ではない。暑さ、階段、長時間の立位が負担になる有権者を、別の時間帯と列へ移す設計だった。全員を同じ一本の列へ入れる形式的な平等ではなく、投票所へ到達する身体条件の違いを順番の制度に組み込んだ。