2017年、ベネズエラの旅券庁SAIME本部前には、平日の朝ごとに数十人の列ができた。2018年にも政府庁舎の前で数百人が書類提出を待ち、ウェブサイトの障害と旅券不足が手続きを遅らせていた。

この列の固有性は、身分証明の更新だけでなく、経済危機のなかで国外へ移動する可能性を得る順番だった点にある。オンライン化は列を消さず、画面の不調と庁舎前の待機を重ねた。