2021年、コロンビアはベネズエラから来た人々を対象に、一時保護資格の大規模な登録制度を始めた。オンラインの事前登録に続く第二段階が、写真や指紋などを記録する生体登録だった。制度は2021年に始まり、手続きは翌年も続いた。

UNHCRが2022年7月に公開した写真記録には、バランキージャの移民支援拠点で、申請者ヨハナが指紋採取を待って列に並ぶ場面がある。列の先には、単なる窓口ではなく、就労や教育、医療へのアクセスを支える一時保護許可証への道があった。

登録の全体像を示す公的資料では、事前登録、生体情報の取得、許可証の発行という段階が区別されている。ここで待つ人は、制度の存在を抽象的に待っているのではない。予約された場所に赴き、自分の身体情報を一人ずつ登録する順番を待っていた。

原票の年は2021年だが、列を直接写した資料は2022年である。本記事は原票を変更せず、同じ一時保護制度の継続した登録工程として編集上の期間を2021–2022年と明記する。待つ時間は、国境を越えた暮らしを法的な記録へ結びつける時間でもあった。