ペルーの長寿テレビ番組『Trampolín a la fama』では、舞台の上だけでなく、観客席に入るまでにも独特の順番があった。文化人類学者アレクサンダー・ウエルタ=メルカドの回想によれば、リマのマリアノ・カランサ通りには入場希望者の長い列ができ、彼自身も何晩か路上で眠った。待つ人々はただ立ち尽くしたのではない。女性たちは編み物や料理をし、菓子を売り、列の内部では鉛筆書きの非公式な番号札が配られた。入口に近づくと腕へスタンプが押され、局の警備員があらためて番号を書いたという。

この列の面白さは、テレビ局が管理する前から、待つ人々が自分たちで順番を可視化していたことにある。男女に分けられた列、手製の番号、入口での再番号付けという何層もの仕組みが、無料の観覧席を一種の共同運営資源に変えていた。番組への参加は、放送開始の瞬間ではなく、通りで夜を越すところから始まっていたのである。