2015年、ネパールの新憲法をめぐる抗議とインド国境の通行停滞は、燃料不足を全国の日常に変えた。ロイターは、配給制の下で給油を待つ車列がガソリンスタンドから数キロに及んだと報じた。別の現地報道では、カトマンズのバドラカリ給油所に人々が集まり、調理用ガスを得るため何日も列で過ごしたと記録されている。

この行列の特徴は、待ち時間だけでなく距離が政治状況を可視化したことだ。内陸国ネパールでは、国境を越える供給経路の停滞が、移動用燃料と家庭用エネルギーの双方に直結した。数キロの車列と数日にわたるガス待ちは、国境交渉が給油所や家庭の台所まで届く仕組みを示している。