ベトナム北部ラオカイ省の出生登録サービスを調べた2015年の住民評価では、コミューン人民委員会の窓口で毎回待つと答えた利用者が39%いた。待ち時間は16〜30分が48%で最も多く、15分以下が23%、31〜60分が21%、60分超が約8%だった。

待つ理由も調査された。回答の65%は登録された人の順番、18%は到着順など別の順序、10%は担当職員が会議中、6%はその他、2%は担当者不在だった。つまり待機には、利用者を公平に処理するための列と、行政側の都合による停止が混在していた。

出生登録は、子どもの法的な存在を記録する基礎手続きである。この資料の独自性は、「窓口で待った」という印象を、時間帯と理由の分布に分解した点にある。列は同じでも、順番を守るための16分と、担当者が戻るのを待つ16分では、行政サービスとしての意味が違う。